熱の力でピタッと接着!エアーシェルターを作る仕組み
2026.06.20シート製品を加工する方法は、ミシンで糸を使って縫い合わせるだけではありません。
空気を入れて膨らませるエアーシェルターや、自動で動くオートシェルターなどの製造では、高周波ウェルダーという特殊な機械が大活躍します。
これは、シートとシートを重ね合わせ、高周波の電気を流して生地そのものを内側から発熱させ、信じられないほどの強さで溶着させる技術です。
接着剤を使ってペタペタ貼るのとは違い、素材同士が文字通り一体化するため、空気や水が漏れる隙間が一切生まれません。
エアーシェルターは中に強い空気圧をかけて膨らませる仕組みなので、少しでも隙間があると使い物にならなくなってしまいます。
そのため、この高周波ウェルダーによる加工が不可欠。
作業自体は、機械のセット位置を合わせてボタンを押すなどの補助業務が中心なので、危険な作業や難しい知識は必要ありません。
実際の加工手順としては、まず必要なサイズに裁断されたシートを用意し、溶着したい部分を綺麗に重ね合わせます。
機械のバーをセットしてスイッチを入れると、わずか数秒の間で熱が加わり、あっという間にガッチリと接合されます。
熱が冷めれば、もう人間の力で引っ張っても絶対に剥がれないほどの強度が生まれます。
溶着が終わったパーツは、細かい部分をミシンでさらに補強したり、別の部品を取り付けたりして、徐々に完成形へと近づけていきます。
最終的に空気を注入して漏れがないかをチェックし、問題がなければ綺麗に畳んで出荷のための梱包へと回します。
最先端の加工業の裏側を覗いているような、ワクワクする感覚を毎日味わえる作業です。
秩父市にお住まいの方はぜひご相談ください。

